ホームページのリニューアルを依頼する前に|残すもの・変えるものの整理と相談準備
「ホームページはあるけれど、今の仕事に合っていない気がする」「お店の雰囲気は変わったのに、サイトだけ昔のまま」。リニューアルを考えても、全部を作り直すべきなのか、どこから相談すればよいのか迷うことがあります。
最初に決めたいのは、新しい色やレイアウトよりも「訪れた人に何を伝え、何をしてもらいたいか」です。残したいものと変えたいものを分けると、必要な制作範囲を考えやすくなります。ここでは、店舗や事務所、施設などのホームページを見直すときの準備を紹介します。

まずは、困っている場面を一つ挙げる
「古く見える」だけでも相談の入口になります。そこから、実際に気になる場面を一つ付け足してみてください。例えば「スマホでメニューが読みにくい」「事業が増えたのにサービスの違いが分からない」「問い合わせ先を探さないと見つけられない」といったことです。
飲食店なら、料理や店内の雰囲気を知った人が営業時間や予約方法を確認できること。士業の事務所なら、自分の相談に対応しているかを判断できること。観光施設なら、見どころを知ってアクセスや利用案内へ進めること。見てほしい相手によって、整えたい情報の順番は変わります。
この例は、考え方を整理するためのものです。見た目を変えれば必ず問い合わせが増えるとは限りません。訪れた人が判断するために足りない情報がないかも、一緒に見直しましょう。
残すものと変えるものを分けてみる
今あるものをすべて捨てる必要はありません。長く使ってきたロゴや、気に入っている写真、分かりやすい説明は、次のサイトでも活かせるか考えられます。
残したいもの:ロゴ、色の一部、写真、サービス説明、現在のドメイン、日々の更新方法など。
変えたいもの:情報の並び順、文字の読みやすさ、スマホ表示、写真の見せ方、古い内容、相談への案内など。
確認が必要なもの:予約や決済などの機能、外部サービスとの接続、管理画面、現在の契約とデータの利用条件など。
見た目だけを直せるか、実装も含めた作り直しが必要かは、今のサイトの仕組みによります。デザイン変更の範囲を決める前に、現在の管理担当者や利用サービスも確認しておくと、引き継ぎの相談がしやすくなります。
相談前に用意するものチェックリスト
全部をそろえるまで待つ必要はありません。まず現在のURLと、困っていることから整理してみましょう。
- □ 現在のサイトURLと、特に見直したいページ。
- □ どんなお客様に見てほしいか、何を知ってほしいか。
- □ 今困っていることと、優先して変えたいこと。
- □ 残したいロゴ・写真・文章と、それらを引き続き使えるか。
- □ 必要なページや機能、今回は不要なもの。
- □ 更新や公開を担当する人、現在の管理方法。
- □ 希望する公開時期と、予算の目安。
参考サイトを挙げる場合は「この色が好き」「写真が大きくて雰囲気が伝わる」など、気に入った理由を一言添えてください。別のサイトをそのまま写す依頼ではなく、自分の仕事に合う方向性を探すための資料として使います。
最初のお問い合わせでは、契約先が分かる程度で十分です。管理画面のパスワードなどの認証情報は書かないでください。
見積もりでは、公開後のことも確認する
ページ数だけで見積もりを比べず、デザイン、実装、文章や画像の準備、既存情報の移し替え、公開作業のうち、どこまで含まれるかを確認します。
既存ページのURLを変更する予定がある場合は、古いリンクから来た人をどう案内するかも確認したい点です。サイトの構成や公開方法によって必要な対応は異なるので、誰が確認・設定するかを決めておきましょう。
公開後に営業時間や料金を変更するとき、誰がどの方法で更新するのかも大切です。保守や更新対応が制作費に含まれると決めつけず、必要な範囲を事前に確認してください。
こんな相談文から始められます
「小さなお店のホームページをリニューアルしたいです。今のURLはこちらです。店内の雰囲気が変わったので写真と見せ方を整えたいのと、スマホでメニューを読みやすくしたいです。ロゴは残したいです。全部作り直す必要があるかは分からないので、対応できる範囲を相談したいです。」
これは架空の記入例です。言葉にならない部分があっても、「気に入っているところ」「今は合わないと感じるところ」を分けてみると、相談の手がかりになります。専門用語をそろえるより、ご自身の言葉で伝えるほうが状況を共有しやすくなります。
今のサイトを、これからの仕事に合う形へ
アトリエOekakiでは、ホームページのデザインや新規制作・リニューアルについてご相談いただけます。最初から大きな作り直しと決めず、残したいものと変えたいものをお聞かせください。現在の構成や必要な機能を確認し、対応範囲と納品内容を個別に相談します。
世界観を大切にしたい方は、作品ページの好きな色や空間表現も参考にしてください。3Dを使うことが目的でなくても構いません。伝えたい内容に合う見せ方から考えていきます。